一般撮影(レントゲン)おすすめ参考書を放射線技師が紹介していきます。
放射線技師になると必ず行う業務があります。それは、レントゲン撮影(一般撮影)です。新卒の放射線技師や技師歴の浅い放射線技師は、一般撮影が最初の難関になるでしょう。また整形外科や外科のない病院では、関節の一般撮影に対して悩むことが多いはずです。

レントゲン撮影には、これがおすすめ!!
今回は、そんなレントゲン撮影(一般撮影)に対する悩みを解決してくれる参考書の紹介をしていきます。
- 図解 骨盤・股関節撮影法
- 図解 頭部・頸部撮影法
- 図解 胸部撮影法
- 図解 上肢撮影法
- 図解 下肢撮影法
この5冊になります
図解撮影法の特徴





この参考書があるだけで、基本的に全ての問題を解決できるよ!
まず、なぜこちらの5冊をおすすめするかと言うと放射線技師の一般撮影に対する悩みをわかりやすく解説されているからです。
- 再撮影の修正方法
- 良い画像や悪い画像
- マニアックな撮影法
- 整形分野の立位撮影法
- 四肢関節の揃え方(修正法)
一般撮影時の悩み解決



レントゲンって最初につまずく壁だよね!!
そもそも参考書が欲しいと感じている理由は、学生時代に購入した撮影法の参考書では対応できないと感じているからではないでしょうか。
- 再撮影の修正方法
- 良い画像や悪い画像
- マニアックな撮影法
- 整形分野の立位撮影法
- 四肢関節の揃え方(修正法)
この5点が代表的な悩みになるはずです。またこの中でも再撮影時の修正方法が悩むPOINTとして一番多いでしょう。その次に送信して良い画像の許容範囲に悩みがあるでしょう。
一般的な参考書との違い



他の参考書との違いを解説していくよ!
一般的なレントゲン撮影(一般撮影)の参考書と今回紹介した図解撮影法シリーズの違いを解説します。
- 全ての撮影法が1冊に書いてある
- 1ページに1つの撮影法
- 特殊な撮影法が未掲載
- 立位撮影は未掲載
- 許容誤差が掲載されていない
- 文字がかなり多い
- 撮影法が5冊に分かれている
- 1撮影法に対して数ページで解説
- 立位撮影が掲載
- 再撮影の見方も解説がある
- 図と解剖が多い
決定的な違いは本の冊数です。一般的な参考書では、1冊で全てを解説しているのに対し図解撮影法では上肢・下肢など大きな部位に分かれて解説してあるのでより詳しく掲載されています。
私の意見としては、放射線技師の撮影の悩みが1冊に書き切れるわけがないと思っています。全ての放射線技師が携わるレントゲン業務(一般撮影)は基本的な業務で、放射線技師ある限りはずっと続けていく業務になります。一般撮影は奥が深く放射線技師である限り一般撮影には、ずっと悩み考え続けるでしょう。そんな一般撮影において一般的な撮影の参考書1冊では、絶対に対応できないと感じています。
図解撮影法の参考書の欠点



図解撮影法には、デメリットもあるよ!
図解撮影法の参考書の参考書は良い点もたくさんありますが、逆にデメリットもあります。このデメリットを知った上で検討してみましょう。
- 脊椎撮影は載っていない
- 合計5冊必要
- 一般的な参考書より費用がかかる
- 撮影法に特化タイプで症例が少ない
- 取扱店舗が少ない
こちらの5点がデメリットとして挙げられます。
特に書店等では基本的に取扱がない場合がほとんどです。さらに言えば、ネットショップ等でも在庫が少なく人気商品なため在庫切れのこともあります。フリマアプリでも値下がりすることが少なく、出品後もすぐに売り切れてしまいます。
基本的には Amazon等で購入することになるでしょう。
参考書選びの悩み





レントゲンの参考書って値段も高くて簡単には、決められないです!!
放射線技師は参考書選びに悩むことが多いでしょう。
- 書店に置いていない
- 現物を見て購入できない
- 種類が豊富すぎる
- 高額で多く購入できない
- ネットにおすすめ情報が少ない
などが挙げられます。特に撮影法の本は書店にないことも多く合っても数が少なく比較対象が少ないです。またネットにおすすめ情報も少ないことから購入時に悩む放射線技師も多いことでしょう。
図解撮影法を読んだ感想と比較



図解撮影法は、新人でもわかりやすい図がメインです!
図が多く論理的に書かれているため、新入社員や技師歴が浅い人でも読みやすい参考書だと感じました。特に最初の頃は膝関節は再撮影が多いかと思いますが、内顆・外顆の見分け方が詳しく図で説明が書かれていることもあり、再撮影の参考になります。私は今でも撮影に悩んだらとりあえず、この図解撮影法シリーズの参考書を最初に開きます。
実際に私が読んでみて感じた一般的な参考書との比較はこちらです。
図解撮影法 | 通常参考書 | |
総額 | × | ○ |
再撮影時 | ◎ | △ |
撮影法の種類 | ◎ | ○ |
理解度 | ◎ | △ |
読みやすさ | ◎ | ○ |
図の量 | ◎ | ○ |
詳しさ | ◎ | ○ |
持ち運び | × | ◎ |
立位撮影 | ○ | △ |
脊椎撮影 | × | ○ |
特殊撮影 | ◎ | △ |
症例 | △ | ○ |
書店取扱 | △ | ○ |
まさに一般撮影に特化した参考書とゆう印象でした。
おすすめランキング



5冊あるので、おすすめ順を紹介していくね!
一番自分が悩んでいる・悩むことの多い部位の本を購入してみましょう。人それぞれ、専門分野が異なります。再撮影の多い部位から選んでみましょう。
それでも決められない場合は上肢・下肢をおすすめします。
1位:図解 上肢撮影法
肘や肩・スカプラY撮影に困ることも多いかと思います。再撮影時に修正する方法やちょっとした、マニアックな撮影まで図で解説してあり、新人にもとてもわかりやすいです。
多くの放射線技師がおすすめしていますが、普及率は低いので、施設に1冊は欲しい本です。
2位:図解 下肢撮影法
500点以上のイラストと写真で詳細に解説!
下肢撮影において、初心者が知りたいX線撮影のポジショニングを、イラストや写真を500点以上用いて詳細に解説している。また、ポジショニングの基礎になる画像解剖に関しても丁寧に解説してある。
特に本書では、初心者の技師や学生でもわかるように、撮影部位のX 線画像と解剖図、X線入射角や肢位だけで終わらず、撮影体位である全身のイラストから撮影肢位の部分的なイラストまでを加え、さらにそこにX線中心、照射野範囲を配慮したイラストを作成し徹底的に図解している。
3位:図解 骨盤・股関節撮影法
初心者の技師や学生でもわかるように、本書では撮影部位のX線画像と解剖図、X線入射角や肢位だけで終わらず、撮影体位である全身のイラストから撮影肢位の部分的なイラストまでを加え、さらにそこにX線中心、照射野範囲を配慮したイラストを作成し徹底的に図解。
4位:図解 頭部・頸部撮影法
5位:図解 胸部撮影法
多数のイラストと写真で詳細に解説!
胸部撮影において、初心者が知りたいX線撮影のポジショニングを、イラストや写真を多数用いて詳細に解説している。また、ポジショニングの基礎になる画像解剖に関しても丁寧に解説してある。
特に本書では、初心者の診療放射線技師や学生でもわかるように、撮影部位のX線画像と解剖図、X線入射角や肢位だけで終わらず、撮影体位である全身のイラストから撮影肢位の部分的なイラストまでを加え、さらにそこにX線中心、照射野範囲を配慮したイラストを作成し徹底的に図解している。