放射線技師とゆう職業は、放射線を使って検査や治療をするため少し危険なイメージのある職業です。
今回は放射線技師は危険な職業かどうか実際に臨床経験がある放射線技師が解説していきます。
- 放射線技師が『早死に』『危険』と言われる理由
- 実際の放射線技師の危険度
- 女性放射線技師の危険度
- 放射線技師の将来の危険度

危険のある仕事だけど早死にとかはしないよ!!
放射線技師が『早死に』『危険』と言われる理由


放射線技師がそもそも『早死に』『危険』と言われるのは、なぜでしょうか。
理由は以下の4点が考えられます。
- 放射線を扱う職業
- 被ばくを伴う職業
- 放射線技師の仕事をよく知らない
- 早死に、危険と言う人は放射線技師以外の人物
この4点が放射線技師が早死に危険と言われる代表的な理由になります。
詳しく解説していきます。


放射線を扱う



夫が放射線技師です。真剣に悩んでいます。夫が診療放射線技師です。 今回の原発の件で、にわかに知識を付けた人から、「子供は生めるのか」「障がいを持った子になるのだろう」などと言われます。
(引用:知恵袋)
放射線技師は、放射線を扱う仕事になります。放射線を扱う仕事なためちょっと危険なイメージがあるかと思います。
放射線=『危険』
とゆうイメージが強いため放射線技師は『早死に』『危険』と言われていると考えられます。
原子力発電所のようにエネルギーの強い放射線を扱うことは、ありませんが放射線と聞くだけで少し危険なイメージが強いのが現状です。
被ばくを伴う



放射線技師について質問です。高校二年生の女子です 放射線技師という職業に最近興味持ったのですが、 親が被曝の心配をしています。
(引用:知恵袋)
しかし、一般の人が思うほど多くの量を被ばくはしません。しっかりと防護策を取り、放射線被ばく量も管理しています。
この被ばくが多いイメージこそが、放射線技師は『早死に』『危険と言われる原因です。
放射線技師の仕事をよく知らない
放射線技師の仕事内容をよく知らないことも『早死に』『危険』と言われる原因です。
放射線技師は、放射線を上手に管理してなるべく被ばくしないように工夫して仕事を行います。誰でも無駄な被ばくは、したくありません。
放射線に関する知識がある分、他の医療従事者よりも被ばくに敏感です。
放射線の被ばくで言えば、外科医や整形外科医・循環器医師・脳外科医師などの方が長時間被ばくする施設もあります。


早死に危険と言うのは、放射線技師以外の人物
放射線技師は、早死に危険と言うことは放射線技師が言っているのを聞いたことはありません。実際にかなりの数の放射線技師を目にしてきましたが早死に危険と言う人は、見たことがありません。
また放射線技師はガラスバッチで線量を管理しています。
このことを放射線技師は理解しているため『早死に』『危険』と言うことは、放射線技師は言いません。一般の方や放射線技師以外の医療従事者がイメージや想像で『早死に』『危険』と思い込み、放射線技師は『早死に』『危険』と言われるのです。
↓の記事の放射線技師は『やめとけ』と言われますが、こちらは放射線技師が被ばくするからではなく、他の観点から『やめとけ』ということを伝えています。


放射線技師の実際『危険・早死に』は本当?
実際に放射線技師は危険で早死にする職業なのでしょうか。
実際の臨床現場では、本当に放射線技師が危険なのでしょうか。
- 放射線技師の被ばく具合
- 実際に早死にするかどうか
- 将来の放射線技師の危険度
この3点について詳しく解説していきます。
放射線の被ばく具合
実際に放射線技師は、どれぐらい被ばくするのでしょうか。
働き方や施設・担当の機械によって様々あります。年間 0mSvと言う放射線技師も中にはいるかと思います。逆に少し多い人もいるかと思います。
被ばくを管理する線量結果


実際はもう少し複雑な部分もあります。理由としては、プロテクターと呼ばれる部分で守られる部分と守られない部分で被ばくの量が異なることです。
プロテクター画像(保科製作所公式より)↓


この画像でわかるように腕や顔全体は守れていません。目や首専用のプロテクターも存在しますが、実際のところ着用している人は少数のようです。そのため体全体の被ばくに関しては、わからないと言った感じになります。
確実に安全な職業ではないが、一般な人が思うほど危険な仕事ではない


実際に早死にするかどうか
放射線技師が『早死に』するかどうかは、答えは『No』です。逆に医療従事者であるため、健康に関する知識が他の人よりも多く健康意識が高い人も多いです。また医師と同じ職場になりますので、受診しやすい環境にあり、何かしらの健康被害が出た場合にすぐ受診することが挙げられます。
放射線技師と発がんに関する研究は10年単位の研究が必要になるため、研究データが少ないことが現状です。しかし、私は100人以上の放射線技師と会ったことがありますが、発がんが放射線技師は多いと感じたことはありません。逆にすぐに受診して早期発見が多い印象です。
放射線技師の病気との関連研究
将来の放射線技師の危険度
将来の危険度はが気になる方も多いかと思います。
放射線関連機器は、日々進歩しています。デジタル化が進み業務自体も簡易化が進んでいます。また最近では、FPD(フラットパネル)と言う機械でレントゲンを撮影します。
この機械の進歩により少量の放射線で検査ができるようになっています。つまり患者さんだけでなく放射線技師も被ばくは以前と比較すると被ばくしにくい環境になっています。
将来的には、さらに放射線技師の被ばく量は機械の進歩により減少していくと考えられる


女性放射線技師の危険度
こちらは、危険度と言うよりも妊娠した場合の子供の影響に関する疑問だと思われます。
私の経験的には、働き方を変えてくれる職場が多い印象です。
こちらのサイトが比較的現実的な事例です⇨妊娠中の働き方事例集
逆に放射線技師は立ち仕事というより立ち座りが自由です。看護師のように歩き回る仕事も少なく、激しい動き・重いものを持ち上げることも男性がしてくれます。その点に関しては、他の職業より安全と言えるでしょう。




実際に働く放射線技師は『早死に』・『危険』と思っていない



診療放射線技師って給料どのくらいですか?また、早死にするって聞きましたが、本当ですか?



診療放射線技師です! 給料は施設によってや経験、学歴が関係するのではっきりは、分かりませんが 年収350~800万位(初年度~50代)だと思います。 被曝による 早死には、ないと考えていいですよ!(そんなに被曝しません) 参考になればよいと思い回答しました 頑張ってくださいね!
(引用:知恵袋)



放射線技師って危険な職業ですか?技師本人の人体は大丈夫なんでしょうか?給料は高いですか?エリートですか?



放射線自体は取り扱いを間違うと確かに危険です。しかしその危険性を十分理解したうえで仕事につきます。その仕事につく上で必要な知識を身に付け国家試験にパスしたものだけが放射線技師となります。昔は放射線装置の仕様によりやむなく被曝が多くなることがありましたが現在は装置の進歩や技術により技師本人の人体に影響が及ぶ程の被曝をすることはありません!給料については勤める施設によって異なるのでなんとも言えません…
(引用:知恵袋)


私が思う放射線技師の危険度
私は放射線技師が『早死に』『危険』とは、思いません。
確かに医療機関で働かない人と比較すると被ばくする機会は多いのは事実です。しかし放射線技師府だからこそ、しっかり防護・管理をするため被ばくは少ないと思っています。
また原子力発電所のような事故が起こることもあり得ません。そのため、基本的には放射線技師=『早死に』『危険』は、思い込みによるものだと思っています。




『早死に』『危険』ではない
放射線技師は、危ない仕事? 早死にするって本当?についてまとめてみました。
放射線技師が『早死に』するかどうかは、答えは『No』です。逆に医療従事者であるため、健康に関する知識が他の人よりも多く健康意識が高い人も多いです。また医師と同じ職場になりますので、受診しやすい環境にあり、何かしらの健康被害が出た場合にすぐ受診することが挙げられます。
放射線技師の夫・妻の心配や彼氏・彼女が放射線技師だからと言って過度に心配する必要がないことがわかります。
放射線技師になりたいならば


放射線技師は大学や専門学校に入学が必須になります。



資料を集めて比べることが結構重要だよ!
\まずは学校を色々知ることが重要/
- 入学金が知りたい
- カリキュラムが知りたい
- 在校生が知りたい
放射線技師になるための学校以外の学校も調べることが大切です。
放射線技師でない新しい仕事に出会えるかもしれません。



